軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

119.まさか…一つ目は進化します!

…迷っている間にアメーバは行ってしまった、残念。

新しいアメーバに興味はあったが、追っかけるのはかわいそうか。

また、逢えたらその時は声をかけよう。

日本だったらアメーバに声をかけているだけでいろいろ疑われそうだよな。

いや、その前にあんなでかいアメーバはいないか。

…アメーバではないような気もするが、見た目アメーバ。

アメーバ達も嫌がっていないからいいか。

森を走るのも慣れたな。

ようやく躓かなくなった、さすが俺!

1年かかったとか気にしない、気にしない。

ん?なんだろう。

仲間が勢ぞろいしている。

あ、子供達も帰ってきているみたいだ、よかった。

朝から、コアとチャイの子供たちのテンションが高めで不安だったんだよな。

森に行くっていうから少しだけ強固な結界を張っておいたけど。

怪我もなく帰ってきたみたいだ。

お、子鬼たちが解体している巨大なイノシシ、今日のはでかいな。

コアかな?

とりあえず仲間たちのもとへ。

「どうした?」

え…えぇ~。

叫びそうになったが我慢した。

ものすごく我慢した。

目の前には…人…ではないか。

耳と尻尾がある。

何だっけ?

たしか妹から聞いたことがあるような。

?…獣人だ!

そうそう、間違いない…はずだ。

…コスプレってことはないよな?

異世界でコスプレ…ないな。

で、どうしたの?

不安そうにこちらを見ているのはコアの子供達。

魔法で円を作りその外側を示す。

…結界の外!

大丈夫か心配して子供達をもう一度調べる。

怪我もなし、呪いもなし、問題なし…よかった。

結界がうまく働いてくれたのか?

もっと強めの結界を張っておけばよかった。

結界の外と聞いて慌ててしまった。

まだ外には呪いがあふれているからな。

少し薄くなっていても呪いは怖い。

大丈夫なら問題ない。

で、結界の外から連れてきてしまったのか?

どうやらそうらしい。

…誘拐?

伝わらない、えっと大丈夫?

問題なし…伝わったのかな?

獣人に視線を向ける。

2人の幼い…犬の耳のようだから犬の獣人?

耳の形が2人とも違うな。

可愛いが…異様にビビられているようだが。

どうしよう。

「-----!」

「…まじか」

上がっていたテンションがハンマーで叩きつけられて地面にめり込んだ…白昼夢を見た。

…落ち着け!

忘れていたわけではないさ。

ここが異世界だって。

と言うか、歓喜から悲観へのリターンが早すぎる。

もう少し夢を見ていたかった。

…やばい、本気で凹んだ。

ん?

いやいや、お前たちは悪くない。

問題ないよ。

俺の心情的な問題だから。

ただ、重要なことに思い至らなかっただけ。

言葉が日本語なわけないってな!

あああ~~~~~~~~~。

そうだ、人を探すのはいいが言葉をどうする気だったんだ。

完全に考えていなかった。

人もしくは話せる相手がいたら話が通じると思っていた。

世の中は甘くないね~。

…。

落ち着いた。

さて、話ができないとなるとどうしようかな。

もう一度、子供の獣人を見る。

怪我をしているようだ、それにものすごく痩せている。

…いや、痩せすぎだろう。

「ヒール」

とりあえず怪我を治そう。

…呪いの影響もあるかもしれないな。

「浄化、状態異常無効」

2人とも一瞬背中が光ったけど大きな怪我でもあったのか?

まぁ、お風呂に入ったときに確認しよう。

あとは…。

いろいろ考えて行動しているとギュッと手が握られた。

視線を向けると驚いた子供2人の顔。

…あ~説明もなしにいろいろしたからな。

驚くのは当たり前か。

でもな~言葉が通じないし。

「ごめんよ、言葉がどうやら通じないみたいだ」

2人の不思議そうな顔。

…可愛いな。

甥っ子より少し小さいぐらいかな。

に、しても痩せ具合が気になる。

とりあえず、夕飯の時間だからご飯にしよう。

ちらっと後ろを確認すると一つ目たちがバーベキューのセットを用意している。

野菜も切ってあるし、パンもある。

ちなみにお肉には筋切りがしてあったり、お肉の壺漬けも…。

一つ目たちの進化の方向が…。

たしかに最近は家具など作るものがないからな。

え?

2人の子供は一つ目を見て悲鳴をあげたんだが…可愛いぞ。