軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

それは汚部屋の王たらん

その後、流石に体力を考慮してティアーユ殿下が自室に戻り、私たちは改めてセドリック閣下の執務室で話し合いを続けることになった。

ティアーユ殿下に関連することは、全て当事者を交えて話し終えた……後は、もう一つの話題について話し合わないといけない。

「さて、では最後にコレについての話をしよう」

そう言って、セドリック閣下が物が除けられた机の上に置いたのは、一本の槍だ。

矛先がしっかりと固定されていて、見るからに頑丈そうな作りをしていた何の変哲もない槍……その木製の柄全体に、血の痕がベッタリと沁み込んでいる。

「確認だが、コレがシメアゲカエンリュウの鼻に突き刺さっていた……相違ないな?」

「はい、間近で確認しましたしね」

鼻の穴に突き刺さった異物を取り除くため、魔力のロープに棒を括りつけようとした時に感じた強烈な違和感の正体が、この槍だ。

当然だろう。木の枝か何かかと思っていたら、自然界ではまず考えられない綺麗な円柱状に形成された物体が突き刺さっていたんだから。

「人工物……つまり巨竜半島に人が入ったことを証明する何よりの証だが、我が辺境伯軍では槍を持ち込んだことはない。七年間巨竜半島で暮らしていたアメリアの私物であるという可能性も考えたが……」

「私じゃないですよ、それ。そんな金属製の上等な槍、物々交換でも手に入れたことありませんし」

サバイバル生活の中で、私も槍を使っていたことは何度もある。魚やウサギを狩るのにね。

でもそれは木の棒を鋭く削って作った、原始的な物だ。物々交換の為に出向いていたポルトガの町に住む客は、基本的に槍なんて持ってこないし。

「そもそも私は自然に還らないゴミは放置しない主義です。生態系に悪影響をもたらす土壌や水質の汚染にも繋がりますし、仮に金属の槍なんてものを持っていたとしても、失くしてそのまま放置なんてしませんよ」

「叔父上……となると、この槍の出処は確定的なのでは?」

私の返答を聞いたユーステッド殿下がそう言って視線を送ると、セドリック閣下も無言で頷く。

「その様子だと、心当たりでも?」

「……以前ポルトガ近郊の砂浜に、国籍不明の難破船が流れ着いていたのは知っているか?」

「あー、何か聞いたことありますね。確か、セドリック閣下が対応されて留守にしてた時期が……」

私がシメアゲカエンリュウの生態調査結果を纏めた報告書を渡そうとした時だ。

まずは閣下に報告しようとしたけど居なくて、それで先にテオル先生に話をしに行ったんだっけ。

「件の難破船は船体の約八割が破壊されるという、ほぼ全壊の状態で発見されていた。乗組員らしき人間は一名を残して全員死亡していたのだが……問題は船の壊され方。それなりの大きさがある中型船の損壊部には、巨大な牙痕が見つかったのだ」

「……あぁ」

私は納得したように呟く。

そこまで言われると、大体の予想が付いてくると言うものだ。

「それだけならば特に珍しくない、海棲の巨大な魔物と遭遇したことによる海難事故によるものだと考えていたことだろう。しかし、それだけでは説明が付かない物も同時に発見されたのだ」

「木造船に焦げ跡でも見つかった……そんなところですか?」

私はセドリック閣下が言おうとした言葉を予想して聞く。

そんな私の言葉を、閣下もユーステッド殿下も否定はしなかった。

「火竜目、氷竜目、雷竜目のドラゴンの多くは、外敵を攻撃する際に牙に魔法を付与した状態で噛みつくことが多々あります。これは人間で言うところの魔法剣と同じような要領で、威力を上げることで素早く確実に敵を排除する為の進化だと考えられますが……これはシメアゲカエンリュウにも見られる生態なんです」

「……ふむ」

「船体に見付かったのが牙痕だけだったり、あるいは牙痕周りに氷でも張り付いていれば話は別でしたけど……水棲のドラゴンは火属性を司らない」

「あぁ。それは魔物であっても同じことだ。しかし、そうか……やはり……」

ここまで説明すると、二人は驚くというよりも納得したような表情を浮かべる。

となると、もう答えは一つだ。炎を操り、海に浮かぶ船に噛みついて破壊できる身体構造を持つ海棲以外の生物となると、状況を鑑みれば一体しかいないだろう。

「恐らく、アメリアが想像した通りだ。この槍は、巨竜半島までドラゴンの密猟をしに来て、シメアゲカエンリュウによって返り討ちに遭った不法入国者たちの持ち物に相違ない」

予感的中……その四文字が、私の頭の中に浮かび上がる。

というか、状況を考えればそれしかない。恐らく、ドラゴンをとっ捕まえに巨竜半島まで来て、結果的にシメアゲカエンリュウを怒らせたんだろう。それで何とか船で逃げようとしたけど海上で追いつかれ、そのまま炎を纏った牙でガブッとやられたってところか。

シメアゲカエンリュウの鼻に刺さっていた槍は元々船に積まれていて、船体を噛みついて破壊した拍子に運悪く……と考えるのが妥当だろう。

「話の流れから察するに、その生き残りとやらも吐いたんですか?」

「あぁ。最初は頑なに口を閉じていて、独房で拘束していたのだが、あまりに口が堅いので拷問に踏み切ろうとした矢先のことだ。独房の高い位置には、換気用の小さな格子窓が開いているのだが、そこからオーディスにやってきたシメアゲカエンリュウの姿を見たらしくてな。トラウマを刺激されたのか錯乱状態に陥り、その心の隙をついて情報を引き出すことが出来たのだ」

セドリック閣下の話によると、こうだ。

ここ最近、狂暴と思われていたドラゴンは実は温厚な生物で、魔石を与えることで従うという話が近隣諸国で広まってきているらしい。

それを証明するように、ウォークライ領では巨竜半島から連れてきたドラゴンを軍事転用し始めているものだから、最初は半信半疑と思われていたその話が本当の事であると知った密猟者たちは、ドラゴンの力で一儲け……みたいなことを考えたのだとか。

「……で、半端な知識でドラゴンを捕らえに行ったら、相手は魔石を食べないシメアゲカエンリュウだった。いくら魔石を与えようとしても無視するドラゴンに焦れて害意を向けて外敵認定されて、結果一人を残してシメアゲカエンリュウに密猟者グループは殺されたと……アホですねぇ、そいつら」

よく知りもしない、調べもしていない生物を、噂話レベルの情報を頼りに捕らえようとするとか馬鹿のすることである。

そもそも、言う事聞かないからって動物に害意を向ける根気の無い人間は、ドラゴンどころか犬猫を飼うのにも向いていないと思う。人間と全く違う理屈で動く生物と接するには、その生態を受け入れる寛容さも必要なのだ。

というか、そんなアホ共のせいで私たちはいらん苦労をする羽目になったのか……。

「今回の一件は、アメリアやウォークライ領での軍事転用の話が中途半端に出回った結果と言えるだろう。今後もこう言った無謀な密猟者が増えることが考えられるが、それは人命優先の観点からも、生態系保存の観点からも、アルバラン帝国の生物資源の独占という観点からも避けたい事態だ……そうなる前に、より効果的な方法で巨竜半島の警備を厳重に固めたい」

「んー……そう言われましてもねぇ。具体的にはどうするつもりです?」

「案の一つとしては、巨竜半島全体を囲むように、沿岸部に点々と港を作ろうと思う」

「あぁ、軍港ってことですか」

確かに……巨竜半島そのものに海軍が駐在して見張っていれば、船でこっそり乗りつけて、ドラゴンを連れ出そうと考える奴も減りそうだ。

「巨竜半島は国際法上、アルバラン帝国のウォークライ領の一部となっているからな。軍港を作るのも人間社会では問題ないが、自然界ではそうもいかないだろう。人と自然の調和が図れるよう、生態系を壊さない範囲で、沿岸部に地属性魔法で船着き場と灯台がある小規模な駐屯地を作りたいのだが、その駐屯地を巨竜半島の調査拠点にも使えるようにしたいと考えているのだ」

「おぉ、マジですか!?」

携帯テントが与えられたとはいえ、調査中ずっと野宿し続けるのは色々と不都合も多い。特に物資の補給をしようとしたら、現地調達するかオーディスに戻るかをしないといけないのだ。

でも港があればそこを中継地点にして、わざわざオーディスに戻らなくても必要な物資を調達に戻る必要が無くなる。つまり、巨竜半島の調査をよりスムーズに行なうことが出来るという訳だ。

「無節操に人が入ってこないようにし、巨竜半島の生態系を守るためにも、新たな海洋巡視方法も合わせて、建設地について後日相談に乗ってほしい」

「ん、オッケーです」

=====

それからまた数日の時が過ぎ、私は忙しくも充実した日々を送れていた。

巨竜半島の自然と生態系を守るための海洋警備、その協力をしてほしいと言われれば、私も吝かじゃない。巨竜半島の沿岸部付近に生息しているドラゴンの生態や分布の調査をする必要もあるし、私としても今回のセドリック閣下からの要請は、とても意義深いものなのだ。

そんなこんなで、巨竜半島沿岸部の調査も一段落し、閣下への報告も兼ねて必要物資の補給や休息をしにオーディスの辺境伯邸に戻ってくると、ユーステッド殿下とバッタリ出くわした。

「アメリア、戻ってきていたか」

「えぇ、つい先ほど。皆さん、元気してました?」

「私も叔父上も……そしてティアーユも息災だ。今はドラゴンの騎乗をしに外へ出向いている」

「そっか」

そう聞いて、私は少し安心した気持になった。

どうやらシメアゲカエンリュウの力を応用した魔蝕病の対症療法は、上手く機能しているらしい。

「で、そっちはどうしたんです? 私はセドリック閣下へ調査報告したばかりですけど……」

「あぁ、厩舎の掃除当番表を作るための紙を取りに来ていたのだが……」

辺境伯軍では、身分を問わずに軍馬やヘキソウウモウリュウの世話をしている。その中には厩舎の掃除もあるんだけど、皇族であるユーステッド殿下も参加しているのだ。

兵たちと同じ物を食べ、同じ仕事をしてこそ、兵たちの視点や心情を理解することが出来る……これも次期辺境伯として必要な勉強なのだと、生真面目に言ってたっけなぁ。

「生憎と、ある程度大きさのある紙を切らしてしまっていてな。今から街まで調達に向かおうと思っていたのだ」

「じゃあ私の使ってないレポート用紙を上げましょうか? 白紙は大量に常備してますし」

「いいのか?」

「いいですよ。ていうか元々、辺境伯家からの貰い物ですし」

この場合、上げると言うよりも返すと言った方が適切かもしれない。

私は常日頃からレポート用紙を大量に消費しているけど……まぁ一枚くらいならいいかな。

「……では、ありがたくそうさせてもらおう」

「じゃあ、今から私の部屋まで取りに行ってくるので、ちょっと待っててください」

「あぁ、分かった……ん? ……お前の部屋?」

そう言って踵を返そうとすると、ユーステッド殿下はなぜか眉根を寄せながら怪訝そうな表情を浮かべる。

まるで何かを必死に思い出そうとしているような、そんな表情だ。一体どうしたんだろう?

「アメリアの部屋について、何かを忘れているような気がしてならんのだが……何だったか……」

……何故だろう、不思議と嫌な予感がする。

思わず身構えていると、ユーステッド殿下は私の顔をしばらくの間ジッと見つめ……やがてハッとした様子で目を見開いた。

「思い出したぞ! そう言えば貴様、屋敷の部屋に排泄物にも相当する何かを隠していたのだったな!?」

「チィッ! 思い出されたかっ!」

なんてしつこいんだ、この人は。そんな前の事を今更になって蒸し返してくるなんて。

思わず舌打ちをすると、ユーステッド殿下はそのまま私の部屋へと足音を荒くしながら向かっていく。もしかしなくても、私の部屋にある数々のお宝が目当てだ。

「何もない! 何もないですからっ! 殿下も忙しいでしょ? 私の部屋を検める必要なんてないはずですっ!」

「えぇい、私の腰から手を離さんかっ! 生憎と本日の職務はあらかた済ませていて急ぎの案件は無い! この際だから、貴様が屋敷に持ち込んだ物を徹底的に見定めて管理してくれるわっ!」

腰にしがみ付く私の抵抗も空しく、ユーステッド殿下は私を引き摺りながら、私が借りている部屋の前まで到着する。

そしてそのまま、勢いよく私の部屋のドアを開けると――――。

「……き、汚っ!?」

そこには、私にとってはすっかり見慣れた自室の光景が広がっていた。

床にそのまま置かれた、ドラゴンの生体部位などの研究サンプルや、積み上げられた本の塔が無数に並んでいる部屋には、至るところに脱ぎ散らかした服や下着、捨てるのが面倒になったゴミとかが大量に散乱している。

比較的マシなのは資料作成したり顕微鏡検査をしたりする机周りくらいなもんだけど……。

「な、何だこの汚らわしい部屋は……!? まるで部屋の主の怠惰と自堕落さとだらしのなさが具現化したかのような……!? と言うか貴様、この部屋を使い始めてまだ一年も経っていないのに、どうやったらここまで汚く出来るのだ!?」

「……掃除とか、一回もしてこなかったからですかね」

質実剛健がモットーの辺境伯邸では、自分の身の回りの世話は自分でやるのがデフォルトで、侍女の人は手間のかかる洗濯や食事の用意、廊下や応接室など客の目に入って手間のかかる場所の掃除をしてもらってて、自室などは使っている本人が掃除をするんだけど、私はサボってた。

だって面倒臭いし。多少汚くたって人間死なないんだから、そんな頻繁に掃除する必要とかなくない?

しかしユーステッド殿下にとってはあり得ない事なんだろう。殿下はワナワナと体を震わせながらドン引きしている。

「そ、掃除を一度もしないなど信じられん……! 貴様には衛生や清潔という概念が無いのか……!? とにかく、この様な汚れ切った部屋が同じ屋敷内に存在するなど我慢ならんっ! 今すぐ掃除をするぞ!」

「嫌ですっ!」

「よし、ではまずは桶に水を入れて箒と雑巾を……って、嫌だとぉっ!?」

思わずノリツッコミをするユーステッド殿下。この人は何も分かっていない……私が好き好んでこういう部屋にしていると、本気で思っているんだろうか?

「いいですか、殿下。この部屋はね、私の作業効率を引き上げるために、あえてこういう状態にしてあるんです」

「あえて……だと?」

「そうです。一見すると埃が積もってたり、物が散乱している汚部屋のように見えるかもしれませんけど、こうなったのにもちゃんとした理由があるんです」

埃が積もっているのは、あくまでも時間の節約をする為。私にはドラゴンの研究という崇高な目的があるんだから、拭き掃除だの掃き掃除だのに時間を使うのはナンセンス……これだけで私が掃除をしない理由は正当化されるってものだけど、それだけじゃない。

「この散乱しているように見える物の数々も、あくまでも私が研究をしやすい環境を追求した結果! 余計な時間を無くすために私が編み出した、椅子に座ったままでも必要な物が手に届くように計算しつくされた黄金の配置なんですよ!」

「やかましいわっ! 横着者の戯言でこの汚い部屋を正当化しようとするな! どこからどう見ても貴様がだらしないだけではないか!」

私の切なる声も届かない。何て狭量な人なんだろう。

「しかもあの机に置いてある赤茶けた布の塊! アレはドラゴンの鼻血を止めるために使った上着ではないのか!? どうしてそんな物まで後生大事に取ってあるのだ貴様は!?」

「ドラゴンの血はある意味尿よりも貴重なサンプルなんです! 体表が硬すぎて傷一つ付けられないし、無理に血を流させようとしたら攻撃されるし!」

ドラゴンの血は、とにかく手に入れるのが大変な超一級の研究試料なのだ。それが沁み込んだ布を捨てるなんてとんでもないっ!

「えぇい、埒が明かんっ! こうなったら私自らがこの部屋を隅から隅まで掃除をして、不用品を全て処分してくれるわっ!」

「いぃいいいいやああああああああああっ!? 止めて止めてぇっ! ここにある物は全部必要不可欠な私のお宝なのぉおおおおおっ! 捨てる物なんて何一つないのぉおおおおっ!」

「ではせめて必要品を適切に管理するくらいせんかっ! しかもこんな埃だらけにしおってからに……! 貴様よく今まで病気をしてこなかったな!? 体の調子は大丈夫なのか!? 喉を傷めなどはいないだろうな!? 体に異常があれば隠さずに申告しろ!」

「おかげさまで元気ですっ!」

「よしっ! それではこれより掃除を開始する!」

「それとこれとは話は別だぁっ!」

私はドアの枠に両手両足を引っかけ、自らの体をバリケードにしてユーステッド殿下の侵入を阻む。

「あ、コラ! 退かんか貴様! 掃除と整理整頓が出来んではないかっ!」

「いーやーでーすーっ! これから資料作成しようと思ってたのに、掃除するとかぶっちゃけ面倒臭いっ!」

「遂に本音を暴露したな貴様!? いいから道具を取りに行って掃除をするぞ! 私も手伝ってやるから!」

「嫌なもんは嫌ーっ! 私はこの状態が気に入ってるんですっ! バーリア! バーリアっ!」

「何がバリアだ馬鹿者がぁああああああああっ!」

「……あ、あのぅ……お二人は何を……?」

私の部屋を巡り、ユーステッド殿下と激しいバトルを繰り広げていると、外出から戻ってきたらしいティアーユ殿下がおずおずと話しかけてきた。

「ここは危険だ、離れていろティアーユ。私はこれから貸し部屋を貸し部屋とも思わない愚か者に掃除と整理整頓をさせ、埃の舞わない部屋に住まわせることで健康な暮らしをさせないといけない」

「そうはさせませんよ。私の 研究場所(サンクチュアリ) は私が守る」

周りからの馬鹿を見るような視線もなんのその、私とユーステッド殿下はお互いの主張の為に大真面目に対峙していると、その間にティアーユ殿下が恐る恐る割り込んできて……。

「えっと……バ、バリア……! ……です……お兄様」

「ティアーユ!? なぜ邪魔をするんだ!?」

「ご、ごめんなさいっ。お二人があまりにも楽しそうに遊んでいるのが何だか羨ましくて……今の私なら、混ざれるかと思って……つい……」

「遊んでって……私は真剣なのだが!?」

それに関しては私も同感だが……どうやら症状が無くなったことで、ティアーユ殿下はちょっとテンションが上がっているらしい。人に遠慮ばかりしていたのが、今ではちょっとした悪ノリができるようになるとは、少し感慨深い気分だ。

「いずれにせよこれはチャーンスっ! さぁユーステッド殿下、私たち二人のバリアを突破できますか!?」

「こ……の……! いい加減にせんかぁあああああああああああーっ!」

……この間、日常が戻ってきたと私は思ったけど、それをちょっと訂正しよう。

どうやらこれまでに増して、騒がしい毎日になりそうだ。